街と店



大学生のとき、カフェ文化を卒論テーマにしました(おぞましい出来でしたが何とか卒業させてもらえました)。

そのとき「カフェ(喫茶店)は都市の中でしか成立しない」という仮説を立てて街の喫茶店をアレコレ眺めていた時期があったのですが、その時期に見ていて感じたモノが今のお店のベースにあるのかも、なんて思ったりします。

考えてみると僕のとびきり好きなカフェや喫茶店、ごはん屋さんは、いつも街の中にありました。「脱日常」するでもなく、「頑張って行く」でもなく、いつもの日々の中で背伸びせずスッと入れるお店が好きでした。

日々の内側にある店。そういったお店は皆、街と地続きになっている大きな開口部があったり、大きな窓があったり、観葉植物がたくさん外に置かれていたりしていました。店内と街との境界線がパキッと分かれていなくて、「誰でもどーぞ~」というムードが溢れていました。

店の人は、かといってだらだら仕事をしているわけでもなく、やるべきことをやっています。やるべきことが分かっているから、それは自分にとっては当たり前なことだから、わざと自分を大きく見せたりもしないし、格好つけてない。常連の相手をしながら、くだらない話をしながら、穏やかに、でもしっかりと仕事をしています。

店主にとっての日常はお店の中。繰り返されるお店の営み、そこから生まれてくる「タフな普遍さ」に惹かれます。

街と店、街と人、街とコーヒー。いま一度、ちょっと考えてみようと思います。

●18日(土) 月イチ夜ディナー営業します。17:00~22:00(L.O21:00)

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